子育て

　保護して　三日？　四日？

　最初の三日は　ワタクシ　殆ど寝ておりません。

　ちびにゃーの世話に追われております。

　初日　まっ黄色のおしっこをした　ちびにゃーですが

　段々色も薄くなり　大きな声を上げるようになり　ミルクの量も増えてきました。

　母との対面二回目。

　クロエが返せと　余りにも責めるので　心配するワタクシをよそに　

　相方が　ちびにゃーを巣に戻してみました。

　戻って来た子供を　一生懸命　舐めて世話をするクロエ。

　世に言うような　育児放棄とは少し違うのか？っと　思ったのですが

　一緒に産まれた　３匹の　ふわもこうごうご戦車に成長した　兄弟が

　母の寵愛を受けている　ちびにゃーに反応して　自分こそ母の寵愛を受けようとうごうごと寄ってきて　一回りも　二回りも小さい　ちびにゃーの上にのしかかる・・・・

　私に　子供を取られまいと　クロエのでっかい頭で　ちびにゃーを枕に　ガードをする。。。

　圧死する・・・　そう判断した相方。。

　ちびにゃーは　元のベッドに戻されました。

　クロエは　ベッドの箱の形態や　場所を覚えてしまい　探し回ります。。。
　
　多少の声が漏れても　クロエがすぐに飛んで来られない様に　キッチンに　ちびにゃーは　お引越し。

　相変わらず　何をしていても　ちびにゃーの声が聞こえると見に行く　おっさんと　おばさん・・・

　おしっこですか？　ミルクですか？　寒いですか？　ベッドが熱いですか？　
　
　単に寂しくて　呼ばれる場合もあります。。。

　その辺は　人間の赤ちゃんも同じなんでしょうね。

　もこもこ　丸々太った　ちびちゃん達とは反対に　がりがりに痩せている　ちびにゃーは　未だに体に力が入りません。

　でも　両目も開いて来て　まっすぐこちらを見ながら　哺乳瓶に吸い付く姿は　余りにも可愛くて　放っておけなくなる。
　
　ミルクが足りないのか　愛情が足りないのか　何か欠陥があるのか・・
ちょっとづつしか　重くならないのですよ。。。




　その辺がかなり心配なのですが　明日から　ワタクシ　お仕事です。

　

　

ちびちゃんを

　動物病院に連れて行きました。

　骨等々に異常は今の所なさそうですが　90ｇとまだ小さいので　取りあえず温めて　ミルクを沢山飲ませて　排泄させて。。。

　ソレが一番の様です。

　さて　困ったのは　ちびちゃんの存在を　クロエが気付いてしまいまして。。。
　世話をするのに　車に移動したり　キッチンに移動したり　クロエが来られない状態を作らないと　相当邪魔ばかりしやがります。。

　一度見限った子を　再び世話をするとは思えず　ネットでも　見限った子猫を食べてしまう親猫がいたり、ひたすら乳を与えずに　衰弱死させる親猫がいると見てしまうと　クロエがどんなに　返せと鳴いても　返せる訳がありません。。。。

　ちびちゃんは　大分回復して　大きな声を出すことが出来る様になり　
意思表示をしてきます。
　お腹が空いた　おしっこしたい　寒い　暑い・・・

　ちょっとでも声が聞こえると　やはり母の本能なのでしょう　クロエは吹っ飛んで来ます。。。
　一生懸命　返せと鳴くクロエを見るのもツライので　都度　こっそり家から出て　車で世話をし　寝かしつけて戻ってくる。。
　
　虐待する母が　いざ子供を保護されると　返してくれと泣くドラマを見ている様・・・
　
　私も仕事が始まるまでの　数日しか　昼間面倒を見てあげられないだけに　もしかしたら　無責任な事をしてしまったのではないか？
　返って残酷な事をしてるのではないか？っと　頭を過ぎります。。

　でも　助けられるものなら・・・・っと　考えてしまうのも本音。

　
　やはりエゴなのでしょうか・・・・・・　

　悩むところです・・・

ここが好き・・・

　ママから　嫌われて　一人寂しく保護されている　トラちゃ・・

　他の子よりも　早く目が開いたのに　まだ首も据わらず　脱力状態です。

　ミルク用注射器に変えたら　ホントよくミルクを飲みます。

　ちっちゃい体でも　生きる事に一生懸命なのです。

　相方のお腹の上に乗せた途端　この寝顔・・・

　安心しきってますね・・・


　母猫は　トラちゃを見ても　自分の子だという自覚はありません

　敢えて見てみぬふりをしています。

　
　ただ～～～し！！　私がトラちゃを触っていると　怒ります。。。

　相方が触っている分には大丈夫。。。　クロエは絶対人を選んで責めてます。。。


　

自然の摂理？

　子育て真っ最中のクロエちゃんですが。。。

　とうとう　2匹目の　ちびニャーの育児放棄・・・・

　一昨日まで　それは煩いほど泣いていたトラちゃんが　クロエの体の下敷きになってました・・
　
　他の子より　一回り小さい　トラちゃん・・・
　
　どうやら　子猫の乳争奪戦に負けて　お腹を空かせての大鳴きだったようで。。。
　
　クロエの乳へ食いつかせようとしても　クロエがすでに育てる気が無く。。
　乳をやろうとしません・・・・
　大拒絶で　逃げてしまいます。。。

　弱い子を　見捨てる事で　他の子を守ろうという自然の摂理なんでしょうが　切ないですね・・・・・
　弱い子を　自分の体で圧死させたり　食い殺したりする事もあるそうです。。。
　


　猫好き。。。しかも　こんな小さな子を見るのも触るのも初めてな　相方・・・
　放っておける訳がありません・・・・

　急遽　救済の為　トラちゃんを隔離。

　ネットで　生後一週間の子猫の扱いを検索し　ホームセンターに猫ミルクを買いに行き・・・
　子育て開始です。。。

　子猫が冷えてしまっていて　人肌で温めると書いてあり。
　
　相方の取った行動は。。。

　

　自分の腹の上・・・・・　
元々体温の高い相方のお腹の上で　安心しきった顔で　すやすや寝る子猫。。。
　子猫を起こす事は出来ない　猫に献身的な相方・・・
小一時間　この体制を続けていました・・・・

　夜　タッパーにお湯を入れて　お世話ダンボールの中に入れ　同じく　ペットボトルにお湯を入れて　タオルを敷いてベッドにし　冷えやすいトラ子の体温維持出来るようにしました。
　ミルクは指につけては　口元に持っていくと　舐める事は出来ますが　体全体の力が抜けてしまっている為　時間を置いて　都度あげる事に。。　
　深夜まで　湯たんぽの温度をみたり　ミルクをあげてみたり　
まだ　仕事が始まってないから出来る事ですが　出来る限りの世話をして見たいと思います。

　クロエにバレると　うるさいので　こっそり育児を遂行中・・・

　出来れば元気になって欲しい。。。　
　
　それは　ニンゲンのエゴでしょうか・・・　

悲しい出来事

　朝　クロエのおはよう攻撃は　ちびニャー達が産まれてからは　止まっています（苦笑）

　私が起きるか　起きないか　ギリギリ位に　クロエは起きてきます。
朝の　クロエの朝食タイムに　ちびニャーを観察するのが　日課になってます。

　今朝　一匹見当たらず　懐中電灯を照らしつつ　子猫に触らない様に　探していました。。。

　いた・・・・　箱の中のすみっこに　タオルの中に　背中を発見。。

　他の子は　真ん中で猫団子・・・

　おかしい・・・・

　タオルを使って　子猫を動かす。。。

　一瞬動いた気がした。。。

　5匹の中でも一番小さな　グレーちびにゃー　動いた気がしたのは気のせい？

　っと　疑いを持って　つついてみる。。。

　動かない・・・・・　え？・・・・・

　
　タオルから　真ん中の　猫団子に寄せてみる・・・

　明らかにほかの子と様子が違う・・・

　え？？？？

　他の子を　つついてみる。。

　あったかい・・・・　

　ぐったりしている　グレーちびにゃーを　もう一度つつく。。。

　冷たい・・・・

　知らない間に　お星様になっていたらしい・・・・

　競争に負けて　お乳が飲めなかったのか・・・　それとも　クロエが下敷きにしてしまったのか・・・・・・

　子猫だんごに　ちびにゃーを戻し　クロエを呼ぶ。

　クロエは気付いていない様子。。。

　まず　箱にクロエを戻し　様子を見る・・・

　クロエがご飯を食べに出てきたのを見計らって　覗きに行く・・・

　グレーのちびにゃーは　端に寄せられ　タオルと同化してました

　他の子は　またひと回り大きくなり、むくむく　ふわふわで　うごうごしています。。。

　たった　三日しか生きられなかったグレーちびにゃー　

　夕方　相方がくるまで　母猫から離す勇気がなくて　触れませんでした。

　恐らく　初めての出産　いきなり５つ子・・・
かなり　大雑把な性格のクロエちゃん・・・
　目が届かなかったか・・・・・
　
（飼い主に良く似てます・・・）

　相方が　子猫を埋葬する為に　箱から出してくれました。

　どうやらそこで　ちびニャーの死に気付いたクロエ

　しばらくは　何度も箱から出てきて　目で何かを探していました。

　網戸の外をじっと見つめたり　何も無いはずの　空間を見つめていたり・・・
　
　しばらくして　諦めたのか箱に戻って行きました。

　後4匹の育児　頑張って欲しいと思う。

　飼い主に似て　どこか抜けてるママだけど　頑張れ～～～！！